ヌエバ・トローバ
2008年 04月 02日
3/15−19迄五日間行われたフェスティバル・インテルナシオナル・デ・ラ・トローバ・ペペ・サンチェス。四日目に思いがけず二年越し初共演の夢が叶いました。
会場はアリアンサ・フランセッサ。
街の中心から少し離れた閑静な住宅街にあります。
その中庭にとてもシンプルで素敵な野外ステージが作られていました。
出演者はヌエバ・トローバ(新しいトローバ)とジャンル分けされる分野のパイオニア、そして新進気鋭のヌエバ・トロバドール達。
司会とメインアクトを務めるのはホセ・アキーレス氏、そして
今回は念願かなってこの方と共演できたのでした。
〜ヌエバ・トローバという音楽活動の流れをご存じない方も、ここではトローバの弾き語りスタイルを踏襲した新世代のトローバとお考え頂ければ幸いです。トローバが詞や音使いの面でトラディショナルなのに対し、ヌエバトローバは時代が下ってより多方面から音楽的影響を受けて様々な発展を楽曲中に見いだせます。
昨夏東京の夏音楽祭で来日を果たしたアウグスト・ブランカ氏もサンティアゴ・デ・クーバを中心とするオリエンテ地方を代表するヌエバ・トロバドールで、昨春サンティアゴ・デ・クーバへいらしてフェスティバルで演奏されていました。〜
僕は今回そのヌエバ・トローバの夕べで唯一の外国人歌手として伺ったのですが、皆さん温かく迎えて下さり感激しました。
その後ステージにあがり彼とデュオをしたその二〜三分。
二年という時間が報われた至福の時でした。
最後アキーレス氏が彼のオリジナル作品を僕宛に演奏して下さったのには再び感激。
再会と更なるコラボレーションを約束しその場を去り、後ろ髪引かれる想いで次の演奏会場へ向かいました。
フェスティバルは街中で夜明け迄続くのです。
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写真/
一枚目;立って歌われているのがホセ・アキーレス氏。
ギターを抱えるのは新進気鋭のヌエバ・トロバドール、フェリポン氏。
三枚目;もう一度ホセアキーレス氏。チェリストとのデュオ。


