打合せの帰りに閉店するという横浜関内のジャズハウスKAMOME live mattersへ足を運びました。
僕は一度来日アーティストを迎えたラテンジャズの公演日に飛び入らせて頂いた事のある場所で、それ以来でした。
友人のジャズミュージシャンやお客様づてに閉店すると聞いて、その日に横浜方面で打合せが入るとは思わなかったので幸運でした。
お店に着いたのは、本編すべて終わった後です。
ものすごい熱気に包まれる店内の落ち着くのを待って、出演していたアーティストである友人に話しかけられたのはお客様がだいぶ帰ったあとのこと。
そして、その頃から他の演奏会場で仕事を終えた演奏家が集まり夜中のサプライズ・シークレット・セッションが始まりました。
ピアノ秋田慎治さん、ベース日野‘JINO'賢二さん、フリューゲルホルンTOKUさん、ドラム大槻KALTA英宣さん、ギター小沼ようすけさん。
客席にもミュージシャン、KAMOME関係者が占めている極々内輪のプライベートなひと時。
KAMOMEへの感謝を込めた選曲と演奏である事を終わった後に知りましたが、
素晴らしい贅沢でした。
僕はこの夜、どちらかというと半分部外者のような気持ちでいました。ジャズを演奏する優れたミュージシャンの集まるライブハウスだと思っていたからです。
でも、オーナー佐々木さんに挨拶し少しお話させて頂き、優しい物腰で接して下さった事でそんな分け隔てなど関係なく、音楽を愛する人は誰もが居て良い場所なのだと思うことが出来ました。
ありがとうございます。
これまでたくさんの演奏家が音楽を届けたピアノについて話すエンジニアがいて、フロアではセッション終えたミュージシャンと最後の夜を過ごそうと集まった演奏家がそれぞれ和やかに話しています。
そこで皆さんの話の流れから、店内で使っている椅子は処分しなくてはならないので良かったら持って帰って下さい、という事を言って頂いたので一つ持ち帰らせてもらう事にしました。
こうして、皆さんに愛されるジャズクラブ、ライブハウスKAMOMEは名シーン含めた思い出話や思い出の品と共にずっとひとの気持ちの中に残るのだと思いました。