ラテンボーカルMakotoの日記へアクセスありがとうございます。
先月のキューバ公演の合間、あるとき朝食を食べていると賑やかなバンドリハーサルの音が聞こえてきました。
音につられて表へ出ると、宿のはす向かいの家に辿り着きました。
こんな狭い間口からは想像できない大きな音です。
のぞくとびっくり、オルケスタ(スペイン語でオーケストラの意味です。)のリハーサルでした。
京都の町家を思い浮かべて頂くと良いと思います、縦長の造りになっている玄関に近いリビングにはピアニストとホーンセクション、続く第二リビングとも呼べる柱の向こうの空間には打楽器とベーシストがいました。
Orquesta Chepin Choven(オルケスタ・チェピン・チョベンと日本語では書かれます)という第二次世界大戦後サンティアゴ・デ・クーバを代表するオルケスタとして名を馳せる現メンバーのリハーサルを、リーダーは惜しげもなく見せて下さいました。
石の建物でものすごく響くのですが、そんな中動じるメンバーは誰一人としてなく、皆さんグルーヴを追い求めとにかく全力でリハーサルをされていました。
それを騒音だからと言って訴える人も、警察へ通報する人や騒ぐ人など誰もいないところまで含めて音楽大国キューバと呼べる気がします。