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マコト日記

キューバ音楽を歌い旅するラテンボーカル徒然日記


by Makoto

blog;フェスティバル通信2015(3)〜サンティアゴ・デ・クーバより〜 (写真を掲載しました。)

あと少し、先週末の音楽祭のことを書かせて頂きます。

水曜日に始まった音楽祭は三日目、金曜日を迎えました。

日本からいらしたツアーの皆さんは昼間、音楽祭のあるサンティアゴ・デ・クーバ州の隣にあるグアンタナモ州へ行かれていました。

グアンタナモも音楽的に非常に豊かな土地で、チャングイやトゥンバ・フランセサなどサンティアゴでも見られるか見られないかといった珍しい音楽を楽しむことができます。

特にトゥンバ・フランセサはツアーで事前にコーディネイトしておかないと見られない、といわれています。

僕は打合せや取材等の為にサンティアゴに残り、過ごしていました。

常夏の街は、いつも鮮やかな色の壁が強い陽射しに映えています。
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スケジュールをこなすうちにあっという間に夜になり、テラサ・マタモロスという会場へ演奏に向かいました。

音楽の殿堂、カサ・デ・ラ・トローバの向かいのビル屋上に最近できたばかりの会場で、サンティアゴの街を借景にそれは素敵な眺めの屋外ステージ。

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ここで、muchoさんと今回初演をドス・ソネス・デ・コラソネスとして行い、日本の皆さんにも聴いて頂くことができました。

見上げると星もよく見えます。

夕方になると、港から吹いてくる風が気持ちよく過ごし易い夕べでした。
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僕達の次に演奏されたのはファミリア・バレラ・ミランダ。

バレラ・ミランダ一家、という、その名の通り家族皆さんミュージシャンで一つのバンドを組んで三世代に渡りキューバ音楽の歴史を守り続けるご一家。

ローマ法王がキューバを訪れた際にもその御前で演奏されていらっしゃるすばらしい音楽に、今回もゲストで入れて頂きました。

一音目からグルーブするソンの最高峰の音楽に包まれる幸せは、未だうまく言葉にできません。

本当に、光栄でした。

ファミリア・バレラの後にまだバンドが出演しましたが、ピアニストこそいないもののティンバレスが入りモダンな音作りのソン・デル・トレスというユニット。
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グラミー賞にもノミネートされたスーパー・ソン・ユニット、セプテート・サンティアゲーロの元リード・ボーカリストや、日本でもCDが発売されているグルーポ・ソナルテの元ボーカリストが参加し、今までにないモダンなサウンドの中素敵なボーカルで会場を沸かせていました。
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音楽祭は、同時に何カ所でも演奏が行われているほか、音楽祭とは関わらない場所でもすばらしい演奏を楽しむことができるまたとない機会で、僕達の演奏会場のすぐ隣のホテル、カサ・グランダの屋上では、前述のセプテート・サンティアゲーロが会場一杯のお客様を盛り上げ踊らせていました。

音楽祭は、4日目も続きます。
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by chekere | 2015-03-24 01:39 | フェスティバル通信2015 | Trackback | Comments(0)