流れ星の効き目
2011年 12月 17日

金曜日はカリビアン・カフェへご来場有難うございました。
いろいろな出会いを頂き、お蔭様で一年間演奏を続けることができました。
次回1月の第三金曜日に再び演奏に伺えることになっています。お会いできるのを楽しみにしています。
スタッフ皆さん今年もお世話になりました。
一昨日、演奏から戻り家に入る前にしばらく表で夜空を見上げました。
流れ星を見るためです。
楽しみがあると、表にいても寒いと感じないから不思議です。
さすがふたご流星群のピーク。
見上げているとそれほど待つこともなく、短い間に幾筋か流れました。
東京の真ん中で、街灯も明るく月も照っていましたが、見えて良かった。
見るまでにいろいろ考えて準備していた願いは結局思い浮かべられなくて、
代わりに星を見上げる時間をひとときでも持てたことに感謝しました。
そんな気持ちが、自然に生まれました。
流れ星の効用でしょうか。
そして星の流れるのを待つ間は、実際には‘待つ’のでなくて
星にまつわる自分の記憶を辿る時間になるのです。
学生時代サッカーボールを追いかけ走り回った校庭から見上げた空。
キャンプしながら森から眺めた星。合宿しながらみんなで見上げた天の川。
それらを一通り終えると、
ただひたすら星を見つめる。
頭の中が空っぽになり、見終えた後にはすっきり。
街も明るく見えます。
冬ならではの、ささやかな贅沢でした。